最近、芸能人や投資家界隈で、本人の写真を悪用した詐欺広告が話題になっているのを知っていますか？

 

著名な投資家や芸能人の名を不正に利用した投資詐欺広告がSNS上で蔓延しており、それを信じ込んだユーザーが騙されて被害に遭ってしまうという事態が急増しています。

 

悪質な詐欺広告が後を絶たない中、次なる餌食となったのが「ライオン兄さん」。

 

InstagramなどのSNSにてライオン兄さんを装った詐欺広告を出し、そこからLINEに登録させ個人情報を盗むという悪質な詐欺が蔓延していることが発覚しました。

 

 

 

 

 

 

ライオン兄さんの経歴・プロフィール

 

ライオン兄さんは、株でFIREする方法を解説しているYouTuberです。

 

「年収300万円・貯金ゼロの状態から7年でFIRE達成できる」と謳っていることで有名ですが、そんなライオン兄さんとはそもそも何者なのでしょうか。

 

 

 

 

ライオン兄さんの本名は「山口貴大」といいます。

 

元々はネット関連会社で会社員として8年ほど働いており、当時の年収は300万円だったようです。

その後起業し会社を成長させ、現在では「Financial Free College」の代表を務めています。

 

 

 

※ライオン兄さんについては、こちらの記事でプロフィールや評判などを詳しく検証しているので、気になる方はこちらをチェックしてみてください。

 

→　ライオン兄さんの検証記事

 

 

ライオン兄さんを装った怪しい詐欺広告が出現

ライオン兄さんを悪用した詐欺広告で客引き

 

そんなライオン兄さんの写真を悪用した詐欺広告が、最近Instagramを始めとしたSNS上で蔓延しています。

 

しかもその手口はかなり巧妙で、言われなければ詐欺広告だとは気づかないようなクオリティで作り込まれているので悪質です。

 

 

 

 

 

 

こちらの写真に写っているのは、ライオン兄さんの書籍です。

一見普通に、ライオン兄さんの書籍の広告かな？と思ってしまいますよね。

 

 

 

また、こんな広告もありました。

 

 

 

こちらはアイコンも本物のライオン兄さんのInstagramで使われている画像を使用しており、アカウント名も本人と同じものを使用しています。

 

パッと見ただけでは普通にライオン兄さん本人のアカウントだと、誰もが信じて疑わないでしょう。

 

 

 

詐欺広告とそうでない広告の判別方法が難しいところですが、正直こういった広告をパッと見ただけでは、ライオン兄さん本人のものなのか否か、素人目では見分けるのはかなり難しいかと思います。

 

しかし詐欺広告の場合は、クリックした先のwebサイトが明らかに怪しいのでそこで判別することができます。

 

 

詐欺サイトの見分け方

 

上記のような詐欺広告をクリックすると、このようなwebサイトに飛びました。

 

 

 

 

一見するとライオン兄さんの書籍ページのように感じます。

サイト下部のボタンの配置が何だかおかしいような気もしますが、気にせず進んでみます。

 

 

 

このようにライオン兄さんのプロフィールなども掲載されており、詐欺広告の存在を知らなければ、どこからどう見てもライオン兄さんのページだと誤解してしまうかもしれません。

 

しかしよくよく見てみると少しずつおかしな点や違和感が見えてきます。

 

 

 

 

 

赤字の部分を見たら分かるように、こういった詐欺サイトはだいたいどこか日本語がおかしかったり、句読点や空白が不自然な位置にあったりします。

 

また、ページ下部に「特定商取引法に関する表記」とありますが、ここをクリックしても特定商取引法に関する表記のページは閲覧することができませんでした。

 

 

通常こういったサイトは、運営会社の情報について、この「特定商取引法に関する表記」というページに記載する必要があります。

しかし怪しい会社はそもそも会社情報を公開していなかったり、記載はあってもよくよく調べたら存在しない住所を記載していたりというようなことが多いです。

 

 

 

また、極めつけはサイトのURLです。

 

このサイトのURLは【https://dztrbkjkbb.shop/】ですが、こういった「dztrbkjkbb」という謎の文字列や、「.shop」などの馴染みのないURL末尾だった場合は、詐欺サイトの可能性大なので要注意です。

 

普通はURL末尾は「.jp」などが多いですが、詐欺サイトの場合は、「.top」「.xyz」「.ru」「.cn」のようなURL末尾である確率が高いと言われています。

 

 

まとめると…

 

 

こういった特徴に当てはまるサイトは詐欺サイトの可能性大なので、十分に注意しましょう。

 

 

怪しいLINEに誘導

 

こういった詐欺サイトは、最終的に何を目的にしているかと言うと、怪しいLINEに誘導して個人情報を抜き取ることが目的であることがほとんどです。

 

今回のライオン兄さんの詐欺広告に関しては、どうやらまず怪しいLINEに登録させてから、最終的には特定のFXや仮想通貨の証券口座を開設させることが目的なようです。

 

 

 

 

 

 

 

小手川さんとは一体誰なのか存じ上げませんが、ライオン兄さんでないことは確かです。

 

また、ボタンの誘導先には色々なパターンがあるようで、小手川さん以外のよく分からない人物のアカウントだったり、見知らぬLINEグループへ勝手に加入させられたりと、様々あるようです。

 

 

 

 

ライオン兄さんも詐欺広告を注意喚起

 

こうした悪質な詐欺広告についてはライオン兄さんも認知しているようで、自身のXでこのように注意喚起をしています。

 

 

【フェイク広告に注意】

FacebookやInstagramでライオン兄さんを
無断に利用したフェイク広告が出回っています。

フェイクの特徴は公式ラインに誘導しています。

公式ラインに誘導は全てフェイクで、弊社とは一切関係ございません。

フェイク広告の例⬇https://t.co/SNRpKpeyRR pic.twitter.com/DKOntJiiXe

— ライオン兄さん (@okane_315) December 15, 2023

 

 

また、ライオン兄さんのセミナー運営会社である「Financial Free College」の公式ページでも、このようなアナウンスがされていました。

 

 

 

（引用：https://financial-free-college.jp/）

 

 

こちらにもあるように、基本的にライオン兄さんの広告からはLINEアカウントの追加ページに飛ぶことがありません。

 

 

 

 

ライオン兄さんを騙る詐欺広告には要注意

 

ということで、ライオン兄さんの詐欺広告についてまとめると…

 

 

 

詐欺広告は、一見すると本物と見分けがつかないほど精巧に作られていますが、いざサイトに飛んでみると何やらあちこちにおかしなポイントがあったりします。

 

ライオン兄さんに限らず何かサービスの利用を検討しているとき、もし「何かおかしいな？」「何となく怪しいな？」と感じる点が少しでもあれば、迂闊に登録してしまうのではなく、しっかりそのサービスについて調べるようにしましょう。

 

 

どの株サイトやコンテンツが安全なのかわからないという方は、当サイトで色々な投資顧問・株サイトについて忖度なしで検証していますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

 

 

しっかりとした優良サイトで安定して利益を得たいという方は、以下の投資顧問サイトもぜひ併せてチェックしてみてください。