目次
- サクソバンク証券の特徴って?
- サクソバンク証券の口コミ・評判はどんなものがある?
- サクソバンク証券のデメリットや注意点は?
証券口座の種類って、本当に山ほどありますよね。
たくさんありすぎる証券口座から、一体どれを選べば良いのか迷いに迷ってしまうことと思います。
そこで本記事では今回、その中から「サクソバンク証券」の特徴やメリットデメリット、評判や手数料などについて、簡潔に・忖度なく・分かりやすく解説していきます。
最初に結論から言うと、サクソバンク証券の評価はズバリこのような感じです。
手数料 | |
---|---|
取扱商品 | |
サポート | |
情報量 | |
スマホ対応 | |
人気 |
そんなサクソバンク証券とは一体どんな証券口座なのか、危険な証券会社ではないのかなどについて、様々な角度から徹底解剖していきたいと思いますので、迷っている方はぜひ参考にしてください。
サクソバンク証券の特徴
サクソバンク証券は、デンマークに本社を構えるサクソバンクA/Sの100%子会社です。
1992年に創業以来、いち早くオンライントレードの運用を開始し、現在は世界170か国でサービスを展開しています。
日本においても金融庁の認可を受け、10年以上サービス提供を行っている歴史ある証券会社です。
外資系企業ではありますが、日本人スタッフから電話やメールでのサポートを受けたり、日本語に翻訳された操作マニュアルを閲覧したりすることも可能です。
日本語にも対応しているため、その点は安心です。
サクソバンク証券の手数料は高い?
サクソバンク証券では、株価指数、商品、債券を対象とするCFD銘柄の取引手数料は無料となっています。
これらのジャンルのCFD銘柄は、取引にかかるコストが売るときの価格と買うときの価格の差となるスプレッドだけなので、低コストの取引が可能です。
一方で、外国株式の手数料は約定金額の0.33%となっています。
外国株式・ETFの手数料 | 約定金額の0.33%(税込) |
FX・CFDの手数料 | 無料(スプレッドあり) |
一般的な証券会社では、ETFの買付手数料が無料になったり、為替手数料が安くなったりすることもあります。
一方で、サクソバンク証券は手数料が一定であるため、最安を求める人には向いていないといえます。
とはいえ、取引手数料は通常時だと一番安いんですね。
サクソバンク証券のメリット
そんなサクソバンク証券を利用するにあたって、メリットとデメリットも気になるところ。
どんな良い点があってどんな悪い点があるのか、詳しく調べてみました。
まずはサクソバンク証券のメリットがこちらです。
- 取引通貨ペアが多い
- 約定力が高い
- 取引ツールが豊富
順番に解説していきます。
取引通貨ペアが多い
サクソバンク証券は、取り扱い通貨ペアが多いことでも有名です。
155もの通貨ペアを取引可能であり、長期投資向けにもおすすめな「豪ドル/米ドル」や、スワップ金利が魅力の「南アフリカランド/円」といった通貨ペアの利用も可能です。
また、「カナダドル/トルコリラ」など他のFX会社ではなかなか取り扱いのない通貨ペアの取引もできます。
サクソバンク証券を利用することで、日本の証券会社では扱いのない通貨ペアに投資することもできるでしょう。
約定力が高い
サクソバンク証券は約定率が100%な点もメリットの1つです。
証券会社を選ぶ際には、約定率を確認しておくことは大切です。
もし約定率が低いと損切りしたいタイミングで約定できず、損失が大きくなってしまうリスクもあります。
そんな中サクソバンク証券は約定率100%と高い約定力を誇っています。
株式会社バリュー・アップが主要FX会社5社に対して行った調査において、約定力が一番高い証券会社に選ばれているほどです。
こちらがその調査結果です。
調査項目 | 対象通貨 | サクソバンク証券 | B社 | C社 | D社 | E社 |
---|---|---|---|---|---|---|
約定率 | ドル/円 | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% |
ユーロ/ドル | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% | |
スリッページ発生率 | ドル/円 | 12.16% | 12.16% | 18.92% | 17.57% | 25.68% |
ユーロ/ドル | 19.23% | 6.41% | 23.08% | 23.08% | 21.79% | |
リジェクト回数 | ドル/円 | 0回 | 0回 | 0回 | 0回 | 1回 |
ユーロ/ドル | 0回 | 0回 | 0回 | 2回 | 0回 | |
ベストレート獲得回数 | ドル/円 | 13回 | 7回 | 11回 | 11回 | 10回 |
ユーロ/ドル | 14回 | 11回 | 9回 | 16回 | 15回 |
アメリカ雇用統計は注目度の高い経済指標でもあるため、値動きも激しくなかなか約定できないことも少なくありません。
しかしこのような状況下においても、サクソバンク証券は約定率100%を維持し、スリッページの発生率も低いです。
また、上記の結果において特に注目したい点は、ベストレート獲得回数です。
ベストレート獲得回数は、約定できたときの価格が5社の中で一番優れていた回数を示しています。
サクソバンク証券はドル円においては一番ベストレート獲得回数が多く、ユーロ/ドルにおいても3番目に多いです。
このことから、サクソバンク証券は約定力が非常に高い証券会社であることがわかります。
取引ツールが豊富
サクソバンク証券には、FXを行う際に便利なツールが豊富に用意されています。
ツール名 | 説明 |
---|---|
SaxoTraderGO | サクソバンク証券が提供する取引ツール。 シンプルな画面構成でFXのみならず株式やETFにも対応。 自動分析ツール「オートチャーティスト」により、最適な取引タイミングの通知も可能。 |
SaxoTraderPRO | SaxoTrederGOの上級者向けツール。 取引所の板情報を参照しながらの取引や、歩み値など多くの機能を搭載。 マルチディスプレイでカスタマイズした画面構成や運用成績分析など、UIにも優れている。 |
MT4 | 世界でも非常に有名なFX専用ツール。 豊富なチャート分析だけでなく、別途プログラムを導入すれば自動売買システムが利用可能。 独自のテクニカル指標をプログラミングできるなど、汎用性も高い。 |
TrandingView | 金融商品のチャート分析に広く使われるツール。 FXだけでなく株や為替、仮想通貨にも対応。 SNSのようにユーザー間でメッセージをやり取りできる。 |
「SaxoTraderGO」のようなサクソバンク証券が独自に展開するツールだけでなく、「MT4」や「TrandingView」といった世界的にも有名な分析ツールも使用可能です。
サクソバンク証券に登録することで様々なツールを使えるようにもなるため、ツールを活用するためだけでも登録する価値があると言えるでしょう。
サクソバンク証券のデメリット
メリットもあればデメリットも必ずあるものです。
逆にサクソバンク証券にはどんなデメリットがあるのか、マイナス面についても調べてみました。
サクソバンク証券のデメリットはズバリこちら。
- スプレッドが変動する
- 取引手数料がかかるコースがある
こちらも順番に解説していきます。
スプレッドが変動する
サクソバンクのデメリットとして、スプレッドが変動することが挙げられます。
スプレッドとは、売値と買値の価格差のことを指し、スプレッドに差があればあるほど取引コストが高くなります。
証券会社には、「固定スプレッド」という証券会社が定めたスプレッドを適用する会社と、「変動スプレッド」という市場動向によって常時スプレッドが変動する会社の2種類が存在します。
そんな中サクソバンク証券は、変動スプレッドを採用している証券会社です。
市場の流れによってスプレッドが大きく変動することもあるので、場合によっては取引コストが高くなってしまうこともあるでしょう。
サクソバンク証券は変動スプレッドを採用している証券会社なため、取引を行う際は市場の流れをダイレクトに受けやすいと言えるでしょう。
しかし、市場が活発化している際には、固定スプレッドに比べて取引コストが小さくなることもあります。
サクソバンク証券で取引を行う際は、市場の流れと共にスプレッドにも注目することが必要です。
取引手数料がかかるコースがある
サクソバンク証券のデメリットとして、利用するコースによっては取引手数料がかかる場合がある点も挙げられます。
サクソバンク証券でFX口座を開設する際は、「スタンダードコース」と「アクティブトレーダーコース」の2種類から選ぶことが可能です。
アクティブトレーダーコースの場合、実際の銀行の提供レートでの取引が可能なため、スプレッドを気にせず取引できる利点がありますが、使用するのに取引手数料がかかるため注意が必要です。
また、この取引手数料もコース内のステージによって変動するなど、わかりにくい部分も多くあります。
アクティブトレーダーコースの詳しい取引手数料がこちら。
ステージ | 手数料率 | 月額標準金額 |
---|---|---|
ステージ1 | 0.003% | なし |
ステージ2 | 0.002% | 6万円 |
ステージ3 | 0.001% | 20万円 |
この通り、ステージによって手数料率と月額標準金額が変わります。
手数料率は新規注文と決済注文の両方において掛けられ、ステージが上がるごとに料率は下がります。
しかし、ステージが上がる場合は、月額標準金額が発生するため注意が必要です。
月額標準金額とは、1ヶ月の手数料として最低限徴収される金額のことです。
例えば、ステージ2の場合、月額標準金額は6万円となっています。
もし、月の取引回数や金額が少なく、発生した手数料が6万円未満の場合、その差額分が徴収されます。
日常的に多くの取引を行う人には利用価値の高いコースですが、個人が少ない資金で売買するのには向いていないでしょう。
アクティブトレーダーコースはスプレッドの幅が狭い取引が可能な一方、手数料が取られてしまうため、取引回数や金額が少ない人にとってはデメリットとなり得ます。
サクソバンク証券の評判
そんなサクソバンク証券の実際の利用者からの評判も気になるところです。
どんな評判が投稿されているのか、色々な口コミを調べてみました。
配当の高い米国銘柄を多数取引できる
アメリカ株の魅力の一つの配当金が多くもらえる銘柄を購入できるので口座開設しました。
使ってみて、特に大変なことは感じないですが、日本のネット証券に比べて見やすさはありません。玄人テイストな感じです。
「売却時1ドル損失が手数料含むと11ドルの損失になる。手数料が高い。」という評価もありますが、1,000ドル、1万ドルの取引でも1回の手数料は5ドルです。
1株10ドルの売却益でも、10株100ドル、100株1000ドルの売却益でも1回の手数料が5ドルなので、よっぽど無計画なデイトレ-ディングでなければ、そんなに高い手数料とは思いませんでした。
それよりも、年利回り10%以上を狙える米国株が買える証券会社としては、口座開設してもよい会社だと思います。
通貨ペアの多さが最大の特徴です
約定率が高いと聞いてこの証券会社を利用してみたのですが、評判通り約定力がかなり強く弾かれることはほとんどありませんでした。通貨ペアが豊富で選択肢が多く、他の会社にはない通貨と取引することができます。月曜早朝からスタートするので、いち早く取引できるという点も魅力だと感じました。
ただ、慣れるまでは取引ツール等が分かりにくく、ログインにも多少手間がかかります。口座開設フォームも他社に比べるとかなり面倒で時間がかかるな、という印象を受けました。初めて口座を開設する、という人には向いていないと思います。
取り扱い銘柄も多く満足
ベーシックコースとアドバンスコースとスキルに応じてコースを2種類から選択する事ができますし、取り扱い銘柄も豊富に用意されているので不満に感じることはありませんでした。また他社さんと比べてトレード開始時間が朝7時や8時という会社が多い中でサクソバンクは朝3時からと早い時間帯から利用できる点も高評価でした。10年以上の運営実績がある会社なのでサポートも手厚いですし信頼して利用することができました。ただ他社と比べて開始時間が早いものの手数料はちょっと割高かなと感じる部分もあってもう少し安くなってくれるとありがたいです。
短期取引には使えない
取引できる通貨ペアが多いことが、最大の利点だと思っています。スワップもほかに比べてよく、取引制限がないので、まあ利用し続けてもいいかなという印象です。長期的な取引をする際には、いいツールだと思ってまだ使用しています。ただ、外資系だからなのか、取引ツールが使いにくく、スマホアプリなども充実はしているのですが、いまいち利用しにくいという印象がぬぐえません。サポート体制もありますが、一度出金トラブルもあり、素早い取引をする必要がある短期取引には使いたくないツールです。
サービスが余り良くないです
オプション取引やCFDの銘柄が多い、APIが使える等、魅力的な部分は見えてはいますが、サービス対応が極めて悪く、このような証券会社は有事の際に問題を引き起こす事が多いので、大事な資金を預ける際には使わない方が良いと思います。口座開設の際も、やたら個人情報を要求する割には、彼ら自身のする事は適当という感じだったので、大丈夫か…?と思っていました。
(中身より人を見た方が良いというのが、良い証券会社を考える上での持論です😅)
前に見たレビューの中には、勝手に資金を持っていかれたりと書いてあり、それが事実かは分かりませんが、これから証券会社を選ばれる方は、恐縮ながら、慎重になられた方が良いと思われます。
このように良い評判もあれば悪い評判もありました。
良い評判としては通貨ペアや取扱銘柄の多さを高評価するような口コミが多くあり、悪い評判としてはサポート対応があまり良くないといったような口コミが多くあるようでした。
サクソバンク証券がおすすめな人
そんなサクソバンク証券は、こんな人におすすめです。
- スワップポイントでの利益を狙いたい
- スキャルピングなど超短期売買をしたい
- MT4やTrandingViewなどツールの使用に抵抗感がない
サクソバンク証券は、他社に比べてスワップポイントが高い傾向にあります。
全ての通貨ペアで業界No.1という訳ではありませんが、平均して高めの設定となっているため、スワップポイントによる利益を得たい人には向いているでしょう。
また、スキャルピングで利益を狙いたい人にもおすすめです。
加えて、サクソバンク証券には利用者が快適に取引を行えるよう、様々なツールが用意されています。
ある程度FXの経験があり、ツールの利用経験がある人であれば、特に抵抗感もなく正しく利用することができるでしょう。
ただし、初心者の場合にはどのツールを何に使うのか分からないこともあり、戸惑ってしまうこともありえます。
サクソバンク証券の利用には、ある程度FXを理解している人が向いているとも言えますね。
サクソバンク証券に関するQ&A
サクソバンク証券の外国株式の種類は?
サクソバンク証券では、12,000銘柄以上の外国株式を提供しています。
具体的な地域と銘柄数はこの通りです。
- 米国株(5,000銘柄以上)
- アジア・中国株(2,000銘柄以上)
- 欧州株(4,000銘柄以上)
このように米国株をはじめとして、世界中の株式を購入することができます。
配当金再投資が無料となっていたり、ETF/ETNの取引も可能だったりと、様々な投資方法を取ることも可能です。
サクソバンク証券で口座維持手数料は発生する?
サクソバンク証券では、口座維持手数料は発生しません。
サクソバンク証券の口座維持手数料以外の各種手数料はこの通りです。
手数料名 | FX取引手数料 | FX・貴金属オプション | CFD | 外国株式 | ETF/FTN | 先物 | 外国株式オプション |
---|---|---|---|---|---|---|---|
手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 1注文当たり0.2% | 0.20% | 6.0米ドル | 3.0米ドル |
サクソバンク証券は最低入金金額はいくら?
サクソバンク証券では最低入金金額の設定はありません。
どの銘柄に投資すればよいか相談できますか?
サクソバンク証券では、個別の銘柄の投資相談は行っていません。
個別で銘柄相談などを希望する場合は、他の投資顧問サイトを併せて利用するようにしましょう。
サクソバンク証券の総合評価
改めてまとめると、サクソバンク証券の総合評価はこのような感じです。
手数料 | |
---|---|
取扱商品 | |
サポート | |
情報量 | |
スマホ対応 | |
人気 |
サクソバンク証券はスワップポイントが高く、通貨ペアや取引ツールも豊富に用意されていることが特徴です。
しかし、通貨ペアと取引ツールが多いことで、初心者の場合は逆に使いづらさを感じてしまうこともあるでしょう。
また、ツールを正しく使えない場合には、誤ってエントリーしてしまうなど誤操作をしてしまうこともあり得ます。
「通貨ペアが多い」「ツールが豊富」といったサクソバンク証券の強みは、中級者以上だからこそ活用できるとも言えますね。
取引する銘柄や株数によってその都度使い分けるのが適切な選択と言えるでしょう。
ちなみに特に初心者は絶対に知っておいて欲しい、株を始める際に並行して利用すべきサービスが『投資顧問サイト』です。
投資顧問とは、株式投資を始めたいけどやり方がわからない、いざ始めたはいいが何をどうしていいかわからない、どの銘柄を買えばいいのかさっぱりわからないといったような方のために、投資のプロが投資情報の提供や、銘柄の売買フォローなど、投資に関するあらゆるサポートをしてくれるサービスになります。
いわば秘書みたいなものですね。
初心者が己の判断でトレードするよりも損失リスクは遥かに低く、何かあった時にすぐにプロに相談できるという安心感もあり、最近は利用している人も増えてきた印象です。
世の中にはさまざまな投資顧問サイトがありますが、効率良く儲けるために大切なことは、すでに実績のある投資顧問を利用することです。
調査の結果、以下の投資顧問は高騰銘柄実績多数、さらに口コミも高評価多数の、信頼性の高い安全な投資顧問サイトであると判定しました。
詳しくは以下の記事で解説していますので、気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください↓↓
サクソバンク証券の会社概要
- サイト名サクソバンク証券
- 法人名サクソバンク証券株式会社
- 責任者名ゲーデ・ヨハン
- 所在地〒106-6036 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー36F
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