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株式投資はただ闇雲にトレードを行うのではなく、あらかじめ自身でマイルールを決めておくことも正確な判断をする上で大切なことです。
ここでは株式投資を行う上で大切な心構えを始めとした、実際の株式投資の始め方や取引の流れについてご紹介していきます。
すぐに利益を出そうとしない
どんな物事でも、何かと初めてすぐに結果を求めがちですが、株式投資は長い期間で行う事を基本としています。
短期銘柄であれば保有から2週間~1ヵ月で利益がでるものもありますが、半年や半年以上してから儲けがでてくる銘柄も多数存在します。
まずは結果を焦らず、どっしり長い目で銘柄を見守る姿勢が大切です。
結果を焦りすぎてしまうと、もっと株価が上昇するのにも関わらず売却してしまったり、損切りを行った次の日からプラスに好転してしまったりといった勿体ない投資になってしまいがちです。
特に初心者投資家にありがちなのは、損失が大きくなりそうだからといってすぐに売却してしまうケースです。
一時株価が下がったとしても、途中経過だと割り切ってどっしり構えることが大切です。
後悔を生まない為にも心に余裕も持ち、自分が納得できる銘柄に投資するようにしましょう。
株式情報を有効活用する
株式投資では、自分が納得できる取引かどうかということも非常に大切になってきます。
なんとなく上がりそう、といった感で銘柄を選ぶのではなく、チャート分析を用いて購入予定銘柄の過去を遡ってみたり、配信されている株情報をしっかりチェックしておく必要があります。
どの銘柄を購入していいか悩んでいる場合は、情報サイトで他の投資家の予想を参考にしてみたり、実際に証券会社のアドバイザーから株情報を提供してもらったりしてみるのが良いでしょう。
株情報サイトを利用して個人で情報収集を行うのも良いですが、情報収集や銘柄分析に費やす時間がないという方や投資初心者の方には、投資顧問の利用がおすすめです。
投資顧問では、投資のプロが銘柄分析を行い高騰期待値の高い銘柄のみを推奨してくれます。推奨理由も併せて教えてくれるので、銘柄選びに自信がない方にとってはかなり有難いサービスです。
ワンポイント ☄
詐欺、悪質投資顧問に注意!
投資顧問の中には悪質な手口でお金を巻き上げようとする悪徳投資顧問も存在します。
詐欺行為を行う悪徳投資顧問に引っかからないためには、実際の利用者の口コミや評判を参考にしたり、検証サイトを見てみたりして、優良な投資顧問を選択するようにしましょう。
損切り時を決める
株式投資において「どのタイミングで売却するか」は難しい問題ですが、同時に「どのタイミングで損切りするか」という点に関しても非常に判断が難しい場面です。
含み損が出ているにも関わらず損切りを行わなかった場合、どんどん損失額が大きくなり売却タイミングを逃してしまったり、塩漬け株を作ってしまうことにもなりかねません。
そうならない対策として、銘柄を注文する際に損切り値を決めておくことが大切です。
自分許容できる損切り額を超えた場合、すぐ損切りするという姿勢を崩さなければ、大きな損失には繋がらずに済みます。
株式投資において大切なのは損失の額を最小限に抑えて、利益を大きくするという事です。
1度も負けないことが正しいわけでは決してないことを心に留めておきましょう。
自分のルールを決める
自分自身でいくつかマイルールを決めておくのもおすすめです。
例えば上昇率に関わらず10万円利益が出たら売却する、買値より15パーセント下がったら損切りする、保有銘柄は4つまでにする、などです。
こういったルールは、自身の投資スタイルの確立にもつながります。
「利益が20%以上でたら売却する」というルールを決めた場合、利益は少なくとも数をたくさんこなすという投資スタイルが確立します。
ルールを決めることで、自分が一番投資しやすい環境を探し出すことにも繋がるためおススメです。
目標金額を設定する
株式投資を始める理由は何か、を考え目標となる金額を設定しておきましょう。具体的な数値を出しておくことは、株を注文する際に投資金額を決める基準にもなりますし、リスク分散を考える基礎となります。
株式投資の取引(株式取引)には、大きく分けて5つの流れがあります。
- 証券会社に口座を開く
- 口座にお金を振り込む
- 購入する株(銘柄)を選択
- 注文する(株数を定める)
- 取引が成立(約定)
これら5つの項目について詳しく説明していきます。
1.証券会社に口座を開く
始めて株式投資を行う場合、必ず必要なのが口座です。
これは普通の口座ではなく、証券会社で作った“投資専用の口座”が必要になってきます。
証券会社は対面で業務を行う総合証券と、インターネット上で手軽に投資ができるネット証券があります。
証券会社にもよりますが、ほとんどの証券会社は口座開設にはお金はかかりません。
ただし、お金をやりとりする際の手数料に大きな差があったり、受けられるサービス内容が違うなど、証券会社によって特性はさまざまなので、利用の際は事前にしっかり調べておきましょう。
証券会社によって、独自の特色があったりメリットが存在します。
たとえば大手証券であればIOP株や新規株に強いですが比較的大きな資金が必要となります。
中堅証券では地域との密着を大事にしていたり、特化された分野があるなど、様々です。
自分のやってみたい投資やライフスタイルに合わせて証券会社を選びましょう。
2.口座にお金を振り込む
次に、自身の口座にお金を入れておきましょう。ここで振り込んだお金が最初の投資金となります。
今後、株の注文をした際はこの口座から資金が引かれていきます。
振り込みの際は手数料のかからない方法を選ぶなどして、無駄な出費を抑えるのがベストです。
ワンポイント ☄
単元で設定されている株よりも、少ない株を買いたいとき
①ミニ株…ミニ株とは1単元の10分の1の数を購入することができる仕組みです。
②単元未満株…1単元の100分の1の数を購入できる仕組みです。
③累投投資…投資金から購入株数を決める方法です。毎月5万円分だけ購入するなど決められた投資金に合わせて株を注文することができます。毎月の額は固定されている為、株価が高ければ少ない株数、株価が低ければ多い株数を購入することができます。
3.購入する株(銘柄)を選択
続いて購入する株(銘柄)を選んでいきます。
たくさんある銘柄から有望な銘柄を選ぶには、かなりの時間を要します。焦らずたくさん調べて、じっくり探しましょう。
一人で銘柄を判断するのが難しい場合は、証券会社でアドバイザーに情報提供をしてもらったり、もしくは投資顧問で投資のプロから銘柄を推奨してもらうのがおススメです。
投資顧問が推奨する銘柄は基本的に上昇期待値の高いものであり、しっかり分析された上に高騰までにかかる期間なども予測されているため、投資家の希望にあったものが見つかる可能性も非常に高いです。
投資初心者の方はもちろんですが、銘柄の分析や選定に自信がないという方にも投資顧問はかなりおすすめです。
4.注文する(株数を定める)
次は株式の注文です。自分が投資したい、買いたいと思う銘柄を選び、欲しい株数を注文していきましょう。
注文の方法は様々で、証券会社であれば対面にて対応してくれますし、ネット証券であればインターネット上で注文することが可能です。
注文の際には銘柄コード、株価、購入株数、希望購入価格、注文の有効期限(執行条件)を入力しますが、必ず間違えがないか確認を行っておきましょう。
また、株を購入する際には、単元株がいくらかなのかチェックしておくことも必須です。
株単元とは企業が設定した取引の最小単位の事です、1単元が100株だとすれば、2単元の200株、3単元の300株と100株ずつの購入しかできない設定となっています。
この場合だと、100株×購入数という方程式となり125株や150株といった、100で割り切れない数字で株を注文することはできません。
単元株の数値は企業によって違うため、自分の購入したい株の単元株はいくつに設定されているのか、事前に調べておく必要があります。
5.取引が成立(約定)
希望した注文が取引成立することを約定(やくじょう)と言います。株式を購入することができれば、晴れて株主となります。株主優待や配当金などを有効活用していきましょう。
無事に銘柄の購入が済んだら、あとは経過を見守っていきます。
ですが、保有中もただひたすらに株価の上昇を待つのではなく、今後の動きの予想や暴落の危険性はないかなど、きちんと調べておくなどしてリスク回避率を高めていくことが必要です。
その後は良いタイミングを見計らって売却します。株式投資は買った株を買値より高く売ることができれば利益が発生します。
これをキャピタルゲインといいます。
もしも、取引が成立しなかった場合(約定しなかった場合)の資金は、口座に帰ってきます。
買値を上げて注文するか、成り行き注文を行うのも一つの投資手法です。
株にかかる税について
株で儲けた資金は、すべてが自分の懐へ入るわけではありません。
株式投資で儲けた利益にも税金はかかります。
基本的には利益に対して20.315%課税されますが、口座によっては確定申告を行わなければならない場合も存在します。
証券会社が年間取引報告書を作成してくれる特定口座であれば、個人による確定申告の申請は必要ないため、特定口座の利用がおすすめです。
特定口座であっても源泉徴収のない場合は申請が必要となりますが、簡単に申請できるよう証券会社が用意してくれるので、一度証券会社に問い合わせてみるのが良いでしょう。
以上が株式投資の始め方です。上述しましたが、初心者の方や不安な方はまずは投資顧問でプロに頼って売買してみることを圧倒的におすすめします。
ちなみに最近では、”老後2,000万円問題”やコロナの流行などといった、現在の経済的な不安から将来に備えて株式投資を始める人が増えてきているようです。 そんな中、近年密かに話題を集めているのが「投資顧問サイト」。 将来のために投資を始めたいけど、株式投資ってなんだか怖い、どの企業(銘柄)を買えばいいのかわからない、といったような株初心者の方のために、投資のプロが投資情報の提供や売買フォローなど、投資に関するあらゆるサポートをしてくれるお役立ちサービスになります。 とはいえ今は投資顧問サイトの種類もかなりたくさんあり、どこの投資顧問が良いのか判断するのはなかなか難しいところ。
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