複眼経済塾は怪しいのか評判を調査。料金が高い？退会できない？

渡部清二氏が塾長を務めるスクール「複眼経済塾」。

四季報を活用した講義に定評があるとのことで一体どんなスクールなのか検証してみた結果、複眼経済塾は料金のコスパも良く、長期投資家の方にはおすすめできるスクールであることが判明しました。

当記事ではそんな複眼経済塾の内容や評判、料金についてなど詳しく検証しているので、複眼経済塾が気になっている方はぜひ当ページの調査結果をご覧ください。

複眼経済塾とは怪しいスクールなのか

複眼経済塾は、野村證券出身の人気エコノミストである渡部清二氏が塾長を務める投資スクールです。

ファンダメンタルズ分析を教えている数少ないスクールとして、入場制限が入るほど大人気のスクールになります。

複眼経済塾で教えてもらえるのは会社四季報の分析方法がメインです。

そのため、短期というよりは、中長期的視点を持った利益の狙い方を学ぶスクールになります。

中長期トレーダーの方には向いているスクールと言えますね。

ちなみに複眼経済塾はあくまで投資スクールなので、エントリータイミングや利確のタイミングについては教えてもらうことができません。

実際の売買に関しては自分で腕を磨いていく必要があるので、その点は心に留めておきましょう。

複眼経済塾の渡部清二プロフィール

そんな複眼経済塾は、渡部清二という人物が塾長を務めています。

渡部清二氏とはどんな人物なのか、まずはプロフィールを見てみます。

渡部清二氏は『四季報』を発行している東洋経済新報社公認の、四季報読みの達人です。

四季報の書籍も数多く出しており、四季報＝渡部清二となるほど有名な人物です。

渡部清二氏は過去27年分（※2024年時点）の四季報を全部読破しているというからすごいですね。

3800社を読み込むのはかなり大変なことだと思います。

複眼経済塾はこの「四季報読み」を売りにしています。

3～4時間かけて中身を読み込み、意見交換をする「四季報10倍ワークショップ」などもあったりと、渡部清二氏の四季報知識を最大に生かしたスクールなようですね。

複眼経済塾の小笹俊一プロフィール

また、複眼経済塾のメディア局長は小笹俊一という人物が務めています。

こちらが小笹俊一氏のプロフィールです。

■経歴

• 上智大学外国語学部フランス語学科卒業
• 1992年：NHK入社、大分放送局配属
• 1996年：NHK東京ラジオセンター配属
• 1998年：NHKアナウンス室配属
• 2000年：NHK退社、ブルームバーグ入社
• 2016年：ブルームバーグ退社、スパークス・グループ入社
• 2019年：セゾン投信入社
• 2020年：ミュージック・セキュリティーズ入社
• 2022年：複眼経済塾株式会社メディア局長就任

■主な経歴

• NHK：「イブニング・ネットワーク」キャスター、「おはよう日本」レポーター、「クローズアップ現代」レポーター兼ディレクター
• ブルームバーグTV：メインキャスター、経済記者
• 企業広報：スパークス・グループ、セゾン投信、ミュージック・セキュリティーズ

小笹俊一氏は、X（旧Twitter）もわりと頻繁に更新していたりと、広報活動を積極的に行っているイメージがありますね。

複眼経済塾の評判は怪しい？

そんな複眼経済塾の評判についても調査してみましたが、その口コミはわりと賛否両論に分かれているようです。

元塾生です。 塾生のメリットのひとつ。。というか自分が一番使えると思ったのは四季報インデックスです。 四季報を読み込むのは困難ですが、四季報インデックスを見れば、読み込みをせずとも、有望銘柄をピックアップしてくれるからです。 実際このインデックスの中から、大きく利益が出せた銘柄もあります。

ファンダメンタルズ分析を教えている数少ないスクールですね。その辺の取ってつけたようなテクニカルを教えているスクールより断然信用できます。もちろんテクニカルも併せて使えればより良いですが、こちらの講座だけでも十分納得のいく内容だと思いますよ。

面白いし知識は身につくんだけど、なかなか利益にはむずびつかない。

初心者には難しいし、投資とは関係ない話もたくさんぶっこんでくるから効率が悪い。

評判はさまざまですが、ざっくり言うと良い評判としては「四季報やファンダメンタルズ分析について学べるのが重宝する」、悪い評判としては「知識は身につくが実践には結びつかず初心者には難しい」という内容が代表的なものとして多くありました。

ファンダメンタルズについて学びたい方にはいいかもしれませんが、逆を言うとテクニカル分析について学びたい方や、エントリータイミング・利確のタイミングまでしっかり教えてもらいたいという方には向いていませんので、そういった場合には複眼経済塾以外の別の株サイトを利用するのが良いでしょう。

複眼経済塾の料金は高い？

そんな複眼経済塾では3つの学習コースが用意されており、それぞれ内容や料金が異なります。

またコース料金とは別に、入塾金10,000円（税込）が発生し、さらにオプション講座を受講すると別途追加料金が掛かります。

他の一般的な投資スクールだと、期間が定められた上で一括で料金を支払う形式のものが多いですが、複眼経済塾は月額制となっています。

コースごとの料金はこのようになっています。

（引用：https://www.millioneyes.jp/）

本科・本科プラスの料金面を見ると、一見やや高額に感じるかもしれませんが、1年間学び放題と考えれば、1回ごとに受講料を取られるスクールと比べるとコスパは良い方だと言えるかもしれません。

例えば他のスクールだと、株の学校ドットコムのように、メールを使った通信講座は無料ですが、対面講義1回ごとに19,800円かかるといったスタイルのところや、投資の達人になる投資講座のように480,000円（税込）でコースに関係なく4年間受講し放題というスクールもあります。

試しに他の似たような投資スクールと料金を比較してみます。

だいたいどのスクールも年間で40万円弱程度かかることを考えると、投資スクールの相場はおおよそ20〜40万円程度と思っておいていいでしょう。

そう考えると、複眼経済塾はわりとコスパは良いのではないかと思います。

また、複眼経済塾は学生科というものがあり、学生は月額2,000円で受講することができるので、経済や企業の見方について学びたい学生にはおすすめです。

複眼経済塾は退会できるのか？返金は不可？

複眼経済塾は、退会はいつでも自由に行うことができます。

入会金10,000円を支払えば、1ヶ月間の体験もできるので、体験期間中に合わないと思ったら、すぐに退会することもできます。

返金に関しては、公式サイトにこのような記載がありました。

申込日から8日以内に解約を辞退する場合…クーリングオフが適応となり、入会金10,000円をご返金いたします。

申込日から8日経過後、当月月末までに解約する場合…入塾金（10,000円）のご返金はございませんが、月謝の支払いは不要です。

申込月の翌月以降に解約する場合…入塾金（10,000円）のご返金はございません。翌月分の月謝のお支払いが必要です。月末をもって解約となります。

（引用：複眼経済塾公式サイト）

基本的に入塾から8日以内の解約であれば入塾金は返金されるようですが、8日を経過してしまうと入塾金の返還はされない模様です。

ただし、8日を過ぎてしまっても当月中に退会をする場合は、月謝は支払わなくてOKとのこと。

もし翌月以降となってしまうと、返金なしの上に月謝も支払う必要が出てきてしまうのでご注意ください。

エミンユルマズは複眼経済塾を退社した？

”複眼経済塾といえばエミンユルマズ氏”とも言えるほど代名詞的存在になりつつあった、トルコ人の投資アナリスト「エミンユルマズ」氏。

渡部清二氏と先輩後輩関係にもあった彼ですが、残念ながら2024年3月で複眼経済塾を退社されたそうです。

3月いっぱいで複眼経済塾を退社することになりました。塾生の皆様をはじめ今まで応援してくれた方々に心から感謝を申し上げます。エコノミストとしての活動は変わらず続けて参りますので今後とも宜しくお願い致します。

— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) February 23, 2024

急なエミンユルマズ氏の退社により動揺を隠せないユーザーも多いようで…

エミンさんに会うために入塾した人どうするんだろ…

エミンさんが見れなくなるとすごく困るんですけど!!💦「エコノミストとしての活動は変わらず続けていく」ということはX、note、エミンチャンネル、本、その他メディア出演は継続と考えていいですか??

なんで辞めるの？

「投資家道中ひざくりげ」はどうなるんですかね？あの番組好きです。今日、三時間ぶっ通しで見ました

こういったコメントもXで多数寄せられていました。

長らく複眼経済塾に携わってきた柱となる方が急な退社とは驚きますよね。

先輩である渡部清二氏のスクールを巣立って、独立でもするのでしょうか。

エミンユルマズ氏の今後にも注目が高まります。

※エミンユルマズ氏については以下の記事で詳しく解説しています。

→　エミンユルマズ氏の詳細はこちら

渡部清二の偽物LINEに注意

そんな複眼経済塾の塾長である渡部清二氏ですが、最近この渡部清二氏を装った偽物のLINEアカウントが出現しているようなので要注意です。

最近、LINEやSNSの偽アカウントを利用して渡部清二氏を語り、投資資金を送金させようとするLINEグループ等を使った投資詐欺が多数報告されている模様です。

これらは渡部清二氏本人とは一切ありませんし、LINEグループやSNSを使ってサービスを提供したり投資資金を送金させたりといったことは一切行っていないそうです。

高額の資金を詐欺グループが指定する海外口座に送金させる手口もあるようなので、こうした投資詐欺に十分に注意してください。

複眼経済塾は怪しいのか検証結果

まとめると、複眼経済塾はコスパが良く、長期投資家の方にはおすすめできるスクールであるということが分かりました。

四季報読みの達人である渡部清二氏が塾長を務めていることから、四季報の知見を深めたい人にも向いているかもしれませんね。

ですが逆を言えば、短期で利益を手にしたい方やデイトレーダーの方にはあまり向いていません。

さらには複眼経済塾では、エントリータイミングや利確タイミングなどといった投資アドバイスは貰うことはできません。

もし実際に投資のプロから助言サポートを受けながらトレードしていきたいという方や、短期でガッツリ利益を手にしたい方は、複眼経済塾ではなく他の投資顧問サービスを利用することをおすすめします。

もし短期間でガツンと稼いでいきたいという方や、プロからエントリータイミングや利確のタイミングについても教えてもらいたいという方は、複眼経済塾よりもこちらの投資顧問サービスを利用する方が圧倒的に向いています。

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