Stock630は口コミが少なすぎて怪しい？勝率8割は嘘なのか調査してみた

サラインベストメントサービス株式会社が販売する株式投資ツール「Stock630」。

勝率80％を誇っているとのことですが、ネットで検索しても利用者の口コミを全く見かけない上に、情報らしい情報もほとんどありません。

一体Stock630はどんなツールなのでしょうか。安全なものなのか、はたまた怪しいものなのか気になったので、その実態を詳しく調査してみました。

結論から言うとStock630は、勝率8割というのはあまり現実的ではない上に、長期運用を前提としたツールであるためそこまで大きな利益は期待できないということが明らかになりました。

当記事ではそんなStock630の運用実績や価格などについても紹介していますので、Stock630の詳しい実態を知りたい方はぜひご覧ください。

Stock630とは

Stock630とは、サラインベストメントサービス株式会社が提供する、株の売買助言を出してくれるシグナル配信ツールです。

手持ちのスマートフォンにアプリをダウンロードして、アプリに表示される銘柄の売買指示をもとにトレードしていくものになります。

18：00以降にツールを開いて買いか売りかのシグナルを確認し、そのシグナルに沿った注文を入れるだけなので、使い方も簡単です。

ポートフォリオ管理が苦手な方も、単純作業で購入銘柄と資金を管理していくことができるので便利なツールですね。

Stock630の運用実績

Stock630は長期運用向け？

そんなStock630は、公式サイトによれば勝率80％を誇っていると言います。

一見するとかなり勝率も高く稼げそうに感じますが、よくよく見てみるとStock630の実績として公開されているのは、決算後の銘柄の勝率のみで、保有中の銘柄の勝率までは掲載されていませんでした。

過去の実績を確認してみても、「いつ売却されたのか」や「保有中の銘柄の勝率」までは書かれていないようでした。

本当に底値で買えているのかまでは不明ですし、極論言ってしまえば上がるまで待てばおのずと勝ち判定になってしまうので、「勝率80％」の文言だけをそのまま鵜呑みにするのは要注意です。

またStock630は、逆張りを行うことで安値を買っていく性質上、反発を待つために最大約4ヶ月までの期間を必要とします。

こうしたことから判断するに、Stock630は長期投資向け、なおかつ資金に余裕がある人向けの株ツールと言えるかもしれません。

実際の勝率は5割程度？

そんなStock630は勝率80％を謳っていますが、実績を深掘りしてみると、実際のところはそこまで勝てるというわけでもなさそうです。

まず、Stock630は東日本大震災や新型コロナウイルスのような突発的な事象に弱いようです。

新型コロナウイルスによる波乱相場に突入した2020年2月当時、このタイミングでStock630は、100以上の銘柄の買いシグナルを出していました。

しかし、実績から分かったのは、実際に売却できたのが1銘柄のみという事実です。

もしStock630の指示通りに銘柄を購入していたら、きっと相当な痛手を追っていたかもしれませんね…。

さらに過去3年間の実績を見ると、100銘柄以上の買いシグナルを出したタイミングが数回ありますが、これらはすべて日経平均が大きく値を下げたタイミングとなっています。

公式サイトでは「勝率8割」と豪語されていますが、こうした実績を見るに、不安定な相場の中ではおそらく勝率5割も期待できないのではないでしょうか。

Stock630の口コミ

そんなStock630ですが、現在利用者の口コミはほぼ皆無となっています。

そもそもあまり利用者のいないツールなのでしょうか。

勝率80％の高勝率トレード支援ツールということで、さぞかしネット上でも話題沸騰しているのかと思いましたが、肝心の口コミは1件も見つかりませんでした。

まだまだ認知度の低いサービスなのかもしれませんね。今後に期待です。

Stock630を作った北川博文とは何者？

Stock630は、サラインベストメント株式会社の代表である「北川博文」という人物が作ったツールです。

そんな北川博文氏が一体どういった人物なのかについても調べてみました。

こちらが北川博文氏のプロフィールです。

北川博文氏は、日本初のFX会社であるひまわり証券の前社長でもある人物です。

現在では証券事業から撤退していますが、その原因となったのが2011年の震災にあたり利用者が先物・オプションにて多額の損失を出し、巨額の立替金が生じたことが原因となっています。

また、博文氏は以前、「北川セミナー」という投資セミナーを行っていました。

その運営を行っていたのが「花田運営事務局」という会社でしたが、この会社は法人登記されておらず所在地も不明という、かなり怪しい会社でした。

2014年に「サラインベストメントサービス株式会社」を起業した後から、北川博文氏は何やら迷走しているようで、「一般社団法人日本WEB動画協会」という詐欺まがいな情報商材販売業者と組んだり、怪しい噂の多いウルフ村田氏と組んだり、グレーな商材を販売し出したりなど、何かと怪しい人物や業者の協力を得てビジネスを行っているようです。

経歴はしっかりした人物ですが、やっているビジネスなどが怪しいものも多いため、いまいち信用しきれないといったところですね。

Stock630の価格

そんなStock630のプランと価格がこちらです。

■新規契約

システム会員 Stock630 3ヶ月 +2ヶ月延長：150,000円(税込)
システム会員 Stock630 6ヶ月 +2ヶ月延長：270,000円(税込) 10%OFF
システム会員 Stock630 12ヶ月 +2ヶ月延長：480,000円(税込) 20%OFF

■[NEW]Stock630 リピート制度

Stock630 リピート制度は、1回目の更新において会費が半額となる制度です。

以下の条件(1・2)のどちらかを満たしている場合のみ適用されます。

リピート制度が適用される契約期間は前回契約と同一期間のみとなっている模様です。

システム会員 Stock630 3ヶ月(リピート制度)：75,000円(税込)
システム会員 Stock630 6ヶ月(リピート制度)：135,000円(税込)
システム会員 Stock630 12ヶ月(リピート制度)：240,000円(税込)

■契約更新・再契約(通常)

システム会員 Stock630 3ヶ月：150,000円(税込)
システム会員 Stock630 6ヶ月：270,000円(税込) 10%OFF
システム会員 Stock630 12ヶ月：480,000円(税込) 20%OFF

また、Stock630には以下の種類があり、それぞれ対象銘柄や想定資金量などに違いがあります。

ちなみにStock630では、1ヶ月間の無料体験も可能なようです。

登録フォームから氏名、メールアドレス、電話番号を明記して無料体験の申し込みができるようですが、電話番号が繋がらないと配信登録ができないそうなので、その点は注意してください。

結論：Stock630で大きな利益は期待できない

結論をまとめると、Stock630は長期運用を前提としたツールであるため、そこまで大きな利益は期待できないということが明らかになりました。

勝率8割を謳っていますが、実際の口コミも皆無なためその信憑性は微妙なところです。

正直他にもっと資金効率のいい株式投資コンテンツは山ほどあるので、あえてStock630を利用する価値はないと判断しました。

しっかりとした投資実績もあり、実際の利用者からの口コミも多数寄せられている株サイトを利用した方が、遥かに儲かる確率は上がることは間違いないでしょう。