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▎株式投資のリスクについて

株式投資を行うと、リターンばかりではなくリスクが伴います。多くの投資家は利益は増やし、リスクは減らしたいと考えるのが普通でしょう。リスクを回避するためにはまず、どのようなリスクが存在するのかを知っておく必要があります。

このページでは株式投資におけるリスクをご紹介するとともに、リスク回避の方法をご紹介致します。

株式投資のリスク一覧

株式投資におけるリスクは大きく分けて3つのリスクが存在します。

  • ・流動性リスク(リスイディティリスク)
  • ・値下がりリスク
  • ・倒産リスク

■流動性リスク

流動性リスクはリクイディティリスクとも呼ばれています。流動性リスクとは、株式投資での売買回数が極端に少なくなることから起こり得るもので、取引したいときに成立が行われず、売りたいときに売れない可能性があるというものです。市場性があまりない銘柄であったり、市場状況に異常が発生しているときに特に起こると言われています。市場性がない場合ですと、市場に出回る絶対量が少なく、人気の低い銘柄におこりがちです。もしくは経営危機がが原因となり、投資家による売り注文が殺到する場合にも発生しやすいと言えるでしょう。
市場自体に異常が発生した場合だと、市場が大暴落していたり自然災害などで取引できなくなる場合に起こると言われています。

頻繁に取引されていない銘柄ではおこりがちなので、株を購入する前に、出来高をチェックする必要があります。
実際に現金へと換金されるまでには4営業日が必要だという事を頭に入れておきましょう。

■値下がりリスク

値下がりリスクとは、名前の通り株価が下がるリスクの事です。株価は常に変動している為、自分が売りたいと思った値段よりも低い値段でしか売れなくなってしまい、損失を出してしまう場合があります。当初期待していた利益が手に入らず、損をしてしまうのでタイミングを十分に見計らう必要があります。
リスクの中で、最も注意すべきリスクだと言えるでしょう。

ニュースなどで同業者が不調に陥った場合なども、つられて暴落する可能性があるのでこまめな情報収集が必要です。

■倒産リスク

倒産リスクとは自分が株主となっている企業が、倒産した際に起こるリスクの事です。どんなに業績が安定している企業や、有名な企業であっても倒産しないという保証はどこにもありません。

もし、保有株の企業が倒産した場合は、保有している株の勝ちは0となります。どれだけ株価が高かろうと倒産してしまえば何の価値もなくなってしまうのです。さらに、信用取引や先物取引、オプション取引売りは投資金が戻ってこないだけでなく、さらに損失を被る場合があるので注意しておきましょう。

倒産によるリスクを背負わない為にも、当初の銘柄選びを慎重に行ったり、常に保有銘柄関連の情報収集を行う必要があります。

リスクを回避するために

続いては、これらのリスクを回避するための対策についてご紹介致します。

■小額から投資を始める

株式投資で大きな音質を被らない為には、まず投資金を小さくすることから始めましょう。いきなり高額な金額を投入してしまうと、値動きに一喜一憂してしまいついて行けない可能性があります。もしも暴落した際、かなりの痛手になることも容易に予想できます。投資を始めて間もない時は、まず少額の資金での運用で数をこなしていきましょう。株式投資の流れをつかみ、リスクの危険性を十分理解してから額を上げていくのが、最適だと言えるでしょう。

■自分の中で売買ルールをきめる

自分自身でいくつかルールを決めておくとよいでしょう。例えば上昇率に関わらず10万円利益が出たら売却する、買値より15パーセント下がったら損切りする。保有銘柄は4つまでにする。などがあげられます。出来る限り具体的な数値をあげるのが理想的だと言えます。

こういったルールは、自身の投資スタイルの確立にもつながります。
「利益が20%以上でたら売却する」というルールを決めた場合、利益は少なくとも数をたくさんこなすという投資スタイルが確立します。ルールを決めることで、自分が一番投資しやすい環境を探し出すことにも繋がるでしょう。

■常に株情報の収集を行う

インターネット上や企業情報をはじめとし、様々な情報収集を行う事が大切です。経済全体の流れをつかむことで、今後の市場動向予想に役立ったり、株価変動を事前に察知できます。保有中の銘柄や購入を検討している銘柄に、なにか影響の出る情報を入手するかもしれません。常に株情報をしっておくことは、リスク回避でも重要性が高いと言えるでしょう。
概況だけでなく保有企業の経営計画にも目を通しておく事をお勧めします。経営計画には企業の今後についての中長期的な展望が掲載されています。今後の投資を有利に進める情報となるので見逃せないポイントとなるでしょう。

株情報の収集法としては、証券会社の情報開示サービスを利用しても良いですし、株サイトなどで逐一チェックすることも可能です。大切なのは、入手した株情報の取捨選択だと言えます。何が大切で何が不要なのか、自身で判断できるようにならなくてはなりません。

■事前にリスク計算を行う

気になる銘柄に投資した場合、どれだけリスクがあるのかを計算しておき、リスクの小さい株式に投資するというリスク回避方法です。同時に利益が出た場合のリターンも計算しておくことで、優先的に投資を行うべき銘柄を選別することができます。いくつかの銘柄で悩んだ時にも使える手法なので、ぜひ活用してみてください。

■分散投資を行う

分散投資とは、投資金を分散しリスクを回避する投資方法の事です。100万円の資金があるとしたら1つの銘柄に全額投資してしまうのではなく、4つの銘柄に25万円ずつ投資するなど、資金を分散する事で株価暴落時の損失を抑える方法です。全額投資した場合ですと一気に資金がなくなる可能性がありますが、分散していれば1つの銘柄で損失が出ても残りの資産は守られ、利益を出す可能性もあります。

代わりに利益が得た場合のリターンも減額してしまいますが、分散投資は資産を守るための大切な対策の一つといえるでしょう。

■時間分散を行う

購入するタイミングをずらして投資を行う事を時間分散といいます。株式投資の損益は、買った株を買値より高く売ることができれば利益が発生します。つまり、株の買値が低ければ低いほど良いという事です。時間分散を行う事で、高値掴みを避け比較的株価が安い状態での投資が行えます。
安価な株価で購入することにより、資金が抑えられるのでその分株価の高い銘柄に投資することができるなど、メリットが存在します。
投資を行う企業が倒産や不祥事を起こさないように、倒産確率の低い企業を選ぶことが大切となってくるでしょう。

■チャート分析を行う

株式投資の分析おいて重要な物がチャート分析です。株価の変動を示したグラフですが、このチャートにもトレンドが存在します。業績が良く、将来性のある銘柄であってもチャートのトレンドには逆らえない仕組みになっています。トレンドは2種類に分類され「上昇トレンド」と「下降トレンド」が存在します。チャートトレンドを掴むことで、買い時売り時の判断ができるようになり、買い付け時の株価を安価で抑えることにもつながります。

リスクを知る事が回避につながる

1年間を通して、株で損失を出してしまった場合の対処法ですが、必ず確定申告することを忘れないで下さい。株式投資で損をしても、損益通算や損失の損失の繰越控除などで“税金”の負担を減らすことができるからです。下記にてその仕組みについてご説明致します。

株で損失が出た場合の対処法

1年間を通して、株で損失を出してしまった場合の対処法ですが、必ず確定申告することを忘れないで下さい。株式投資で損をしても、損益通算や損失の損失の繰越控除などで“税金”の負担を減らすことができるからです。下記にてその仕組みについてご説明致します。

■損益通算

損益通算とは株式投資で儲けた利益と、株式投資で被った損失を合わせ、相殺することをいいます。複数口座を保有している場合であれば損益を相殺することが可能です。証券会社①で+100万円 証券会社②で-100万円の損益がでている場合、プラスマイナス0となるので税金もかかりません。

さらに損益通算の対象には、株の売却損と配当資金も相殺できる仕組みになっています。証券会社①で-100万円の損失があり、証券会社②で+10万円の配当金がある場合を損益通算すると -90万円となり、損失が大きくなっている為、“配当金×約20%税率”のお金が戻ってきます。上記であれば2万円が戻ってくるということになります。

ただし、同じ証券会社で売却損と配当金があるばあいは、確定申告の必要がない可能性があります。証券会社によっては、配当金等を損益通算に含む仕様になっているケースもあるので、一度確認してみるのが良いでしょう。

■損失の繰越控除

損失の繰越控除とは株式投資において損失を被った場合、3年間であれば損失分を繰り越せるといったシステムです。3年以内に利益が出た際には、利益分と相殺できるといった内容になっています。
損益通算で、損失が大きかった場合でも残りの損失分に対して使用することができるので知っておくべき事柄だと言えるでしょう。

ただ、一つ注意するべき点は損失の繰越控除を利用する際は確定申告を絶対に忘れない事です。その後に取引のない年があったとしても、損失を繰り越す際は必ず確定申告を行ってください。1度でも申告されないと損失を繰り越す権利が消滅し、税金を取り戻せなくなります。

適応外の口座もある

NISA口座(少額投資非課税制度)やジュニアNISAの口座内で生じた損失は、損益通算や損失の繰越控除が適応されません。この点を踏まえた上での証券会社選びを行いたいですね。

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